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カスティリオーネの戦い(カスティリオーネのたたかい、)は、1796年8月5日、ナポレオン・ボナパルト将軍が指揮するフランスのイタリア方面軍と、元帥率いるオーストリア大公国(ハプスブルク君主国)軍の間で行われた戦いである。数において劣勢となったオーストリア軍は丘陵地帯をミンチョ川とぶつかるボルゲットまで押し戻され、そこで川を渡って退却した。戦場となったカスティリオーネ・デッレ・スティヴィエーレは北イタリア、ガルダ湖の南10 kmに位置する。この戦いはフランス革命戦争の一部であり、ナポレオンが第一次対仏大同盟との一連の戦いにおいで名を上げた4つの戦闘のひとつとして、バッサーノの戦い、アルコレの戦い、リヴォリの戦いとともに知られている。 この戦いは、北イタリアにおけるオーストリア最重要の要塞であるマントヴァを包囲したフランス軍を打ち破らんとする、オーストリア軍による最初の試みであった。その目的達成のためヴルムザーは4つの縦隊をフランス軍に集中させようとした。この作戦は、ナポレオンがこの脅威に対抗するために必要な兵力をマントヴァ包囲から引き抜くという点についてのみ成功したが、ナポレオンの能力とフランス軍の行軍速度は、オーストリア軍の各縦隊が集結する前、およそ1週間の間にそれらを各個撃破することを可能にした。決定的な側面攻撃を行うタイミングが早すぎたものの、戦いはフランスの勝利に終わった。 == 計画 == フォンビオ、ロディ、さらにボルゲットでナポレオンに敗れたヨハン・ペーター・ボーリュー将軍のオーストリア軍は、およそ14,000人の兵をマントヴァ要塞に残して、北方のトレントに向けて撤退した。マントヴァは、クァドリラテロ(Quadrilatero)として有名な4つの要塞の1つであったが、フランス軍は他の3要塞、レニャーゴ、ヴェローナ、ペスキエーラはすでに手中にしていた。 ナポレオンは5月31日にマントヴァ攻略を試みたが失敗した。6月3日にフランス軍はこの地を包囲したが、マントヴァはヨーゼフ・フランツ・カント・ディルレのオーストリア駐屯軍と316門の大砲で守られていた。6月にナポレオンは教皇領、トスカーナ、パルマおよびモデナに講和を迫り、巨額の賠償を要求した。そしてそれらの都市から砲兵装備を徴発することにより、マントヴァ包囲に必要な179門の大砲を揃えた〔Chander, Campaigns, p 88-92〕。本格的な攻囲戦は7月4日に始まった〔Smith, p 118〕。 ナポレオンはマントヴァ包囲を維持するために46,000の兵力を配置した。ピエール・フランソワ・ソーレはブレシアとガルダ湖西岸を占拠した。アンドレ・マッセナは、大部分の兵力をガルダ湖東岸のアディジェ川上流の渓谷に配置して北からの侵攻に備え、またヴェローナの守備も担当した。ピエール・オージュローは、アディジェ川下流のレニャーゴの両側を担当した。マントヴァ包囲軍はジャン=マチュー・フィリベール・セリュリエが指揮した。ペスキエーラにはイヤサント・デスピノワが1個半旅団を率い、もうひとつのマッセナ部隊を含む多くの部隊が移動中だった。ヴェローナ南西のヴィッラフランカ・ディ・ヴェローナにはシャルル・キルメーヌの騎兵部隊が控えていた〔Fiebeger, p 9-10〕。 ヴルムザーは4縦隊による攻撃計画を立てた。ヴルムザー自身は中央の2隊(ミヒャエル・フォン・メラスが指揮する中央右の第2縦隊と、パウル・ダヴィドヴィッチが指揮する中央左の第3縦隊)を指揮した。メラス隊は14,000でアディジェ川西岸を南下し、ダヴィドヴィッチ隊は10,000で東岸を南下した。ガルダ湖の西では、ペーター・カスダノヴィッチが18,000の右翼(第1)縦隊を率い、左翼ではヨハン・メツァロシュが第4縦隊5,000とともにヴィチェンツァに位置を占めた。ヴルムザーの命令は、フランス軍がヴェローナとレニャーゴを出るが早いか、ただちにその2都市を占領せよというものであった〔Fiebeger, p 10〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カスティリオーネの戦い (1796年)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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